TEPIA 一般財団法人 高度技術社会推進協会

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TEPIA 先端技術館

テクノロジースタジオ

未来の世界を体感する


現在の先端技術が10年後の未来の「くらし」や「社会」にどのような製品やサービスとなって入り込むかを体験できます。

セコム株式会社
セコムドローン

「セコムドローン」は、民間防犯用としては世界初となる、自律型ドローンを活用した監視サービスです。施設内の外壁などに設置したレーザーセンサーが不審な人や車の侵入を検知すると、その位置情報をもとに、LEDライトや監視カメラを搭載したドローンが現場に急行します。独自のセンシング技術や空間情報処理技術などを駆使することで、対象が移動していても最適ルートでの自動追跡が可能です。夜間でも車のナンバーや車種、ボディカラー、人の顔や身なりといった、対象の特定に有益な情報をカラーで撮影し、その画像をコントロールセンターにリアルタイムで送信します。

フラワー・ロボティクス 株式会社
AI(人工知能)搭載の自走式ロボットプラットフォーム

Patinは本体と本体上部のサービスユニット、充電・通信を行うピット、クラウドにより構成されます。本体に備わる3Dカメラなどの各センサーで、空間や人の動きを認識し、360°移動可能なホイールで、障害物を避けながら対象となる人のところまですいすいと移動します。また、クラウドと連携して人の行動パターンを学習することで、よりその人に合った行動がとれるようにPatinが成長します。本体に載せるサービスユニット次第で、さまざまな機能への拡張が可能で、今後は見守り機能やコミュニケーション機能といった、介護現場や独居高齢者の生活に役立つ機能を備えたサービスユニットの開発が期待されています。

パイオニア株式会社/株式会社資生堂
メーク用有機EL照明

有機物に電気を流して発光させる有機EL照明は、点ではなく面で発光するので、反射が少なく目に優しい光を作ることができます。さらに、パイオニアの有機EL照明は独自のRGBストライプ構造で、RGBの発光度合いを個々に調整することにより、白色光はもちろん様々な色の光やシーンの再現が可能となっています。
また、従来の照明器具に比べてエネルギー効率がよく、CO2排出量が抑えられるほか、水銀のような有害物質を含まない、発熱が少ない等、環境配慮の観点からも次世代の照明として期待されています。

株式会社富士通研究所
顔画像脈拍計測技術

スマートフォンやタブレット、パソコンなどの内蔵カメラやWebカメラで撮影した顔の画像から脈拍を自動計測する技術です。
血液に含まれるヘモグロビンは緑色の光を吸収するという特徴があります。脈拍によって変化する血流により、顔の緑色の明るさは微妙に変化します。この、人の目ではわからないほどの微妙な顔表面の明るさの変化を捉えて脈拍を検出するのです。これにより、パソコンで作業をしているときなど無意識のうちに脈拍を計測し、頑張らなくても自然に健康管理が可能になります。

日本電信電話株式会社
変幻灯

既存のプロジェクションマッピングが静止物の表面に動画を映写する技術であるのに対し、変幻灯は、静止物に動きのパターンだけをモノクロで投影することで、静止物そのものが動いているように見せる技術です。人の脳は対象の色・形・動きを別々に分析し、後からで統合することで物が動くようすを知覚します。変幻灯で投影するのは動きの情報のみのため、静止画の色や形は動きませんが、脳にはこれらの情報同士に不整合があっても、それを補正しようとする働きがあります。この現象を利用して、人の目にはまるで対象が動いているかのように錯覚させることができます。

神奈川工科大学 白井暁彦研究室
ExPixel

この大型テレビはステレオ3D立体表示に対応した東芝ライフスタイルの「REGZA65Z8X」という製品で、全く改造等は施されていません。この製品にはステレオ3D立体テレビのために、超高精細の円偏光フィルターが貼られており、立体視の時に必要となる右目と左目の映像の代わりに、裸眼で見える映像と偏光メガネ装着時だけに見える映像の2つを表示しています。普通に2つの映像を表示しただけでは裸眼で見える映像は2重像になってしまいますが、ExPixel FPGA技術によって、裸眼で見える映像は2つの映像の融合によってのみ表示されるようになっています。この技術は将来的にはテレビのリモコンの1つのボタンとして実装される日が来るでしょう。リビングルーム以外にもゲームや多言語表示にも使用できます。現在はゲーム開発者のためのツールや、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリによるPowerPointプレゼンテーションを変換するソフトウェアが開発されています。

法政大学 小池崇文研究室
電気刺激で味覚を変化させるスプーン

舌に電気刺激を与えることで生じる味覚を「電気味覚」と呼び、電流の強さや周波数に応じて金属味・塩味・酸味・苦味といった味質を感じることができます。このスプーンは、先端と柄の部分を電極として、スープなどの飲食物を介して回路が形成されるシステムになっており、陽極・陰極を利用して味覚を増幅させます。スプーンの材質には、通電しても人体に害のない銀製のものを使用。擬似的な「調味料」としての利用や、遠隔地の相手にレシピとして電気刺激のデータを送ることで同じ味を共有する、といったことも可能になるかもしれません。

パナソニック株式会社
ネットワーク型家庭用植物工場

家庭用植物工場は家庭に導入されることを目的に、部屋の中や家具の中に溶け込むデザインで作られています。最大の特徴はネットワーク化することでより高付加価値な植物工場のあり方を考えたことです。内部にはカメラがついており、WEBサイトを通じて明るさや温度、養分、CO2などの栽培条件を専門家に質問することができます。遠隔でも栽培状況を確認することができるため、栽培状況に応じて、適切に対処することができます。また、WEBサイトを通じて収穫野菜の交換や、料理のレシピを共有するなど地域コミュニティの活性化への効果も検証されています。

THK株式会社
免震装置

建物への地震対策技術には、耐震、制震、免震といった技術があります。このうちもっとも効果的に揺れを制御できる免震とは、建物の下に地盤と切り離すための装置を入れて、地震の揺れが建物に直接伝わらないようにする方法です。THKの免震装置は、建物を支え、揺れを受け流すことのできる「LMガイド」や、地震の速度に応じて揺れを小さくするダンパーを組み合わせることで、地震の揺れを小さくすることが可能です。

グローリー株式会社
顔認証システム

顔認証システムは、監視カメラのデジタル画像から、人を自動的に識別し、ライブ画像内の顔と思われる部分を抜き出し、顔面画像データベースと比較することで識別する技術です。マンションなどの入口でカメラに映った顔を自動で検出・照合し、扉を自動で開錠するといった入退室を管理することや、大勢の人が行き交う大規模商業施設や駅などで道行く人の顔を自動的に検出し、特定の人を探し出すといったことができます。
また、デジタル画像から性別・年齢を推定することもできることから、性別や年齢の違いによる商品嗜好などの顧客情報を収集、分析することで、性別や年齢に合わせたおすすめの商品情報を自動的に提供するといったサービスを提供することもできます。

東京大学大学院 廣瀬 通孝・谷川 智洋研究室
Sharelog 3D

Sharelog 3Dは、交通系ICカードのデータを使って楽しむことができるパブリックアート(美術館などの限られた空間ではなく、公共の空間に設置される芸術作品)として開発されたものです。交通系ICカードには、持ち主が過去に電車でどの駅からどの駅まで移動したかという記録が最大20件残っています。そのデータを専用のカードリーダーで読み取ると、利用した駅の緯度経度データベースと照合して、その人が移動した履歴が光の軌跡となって都市模型を合成した3D地図の上にマッピングされ、目の前に映像アートとして映し出されます。自分の軌跡を、俯瞰して眺める体験を楽しめる、鑑賞者が参加するパブリックアート作品です。

神奈川工科大学 白井暁彦研究室
Manga Generator

「Manga Generator 瞬刊少年マルマル」は、カメラと連動して人の動きを読み取るモーションキャプチャーを使い、マンガの中に入り込んで自分だけの物語を進めていくことができます。人の位置に合わせて吹き出しや効果音の位置を調節し、違和感なくコマの中に入り込めるようなシステムになっています。両ひじ、両脇、背中の位置関係から感情を読み取り、それに合った背景を表示したり、でき上がったマンガを評価するなど、「おもしろさ」をコンピュータで理解しています。

株式会社チャレナジー
台風発電

「垂直軸型マグナス風力発電機」は、従来の風力発電機とは異なり、プロペラのかわりに円筒がついており、風の中で円筒を自転させたときに発生する「マグナス力」を利用することで発電します。マグナス力は円筒の自転数により制御が可能なため、強風でも暴走することなく稼働できます。また、垂直軸型にすることで、風向きの影響も受けません。これにより、台風のように暴風で風向きが激しく変わるときでも安定的に発電できます。さらに、従来の風力発電機より静かでバードストライクも起こりにくいというメリットもあります。台風一つのエネルギーは、日本で1年間に使われる電力量の50倍に相当するとも言われています※。台風を災害からエネルギー源へと変えるこの技術は、台風の多いアジアの国々からも大きな期待が寄せられています。
※国土交通省 中部地方整備局「天変地異のエネルギー(試算値)」

株式会社ホープフィールド
一輪運搬車のEV化キット「E-cat Kit」

E-cat Kitの魅力は、今まで使っていたねこ車に、バッテリーや制御システムを内蔵したシステムユニットと、モーターやブレーキを内蔵した車輪を取り付けるだけの簡易さ。右手でアクセルレバー、左手でブレーキレバーを操作します。 オプションで、操縦者自身が乗れる台を付けることもできます。ねこ車のタイヤの規格は統一されているので、大半のねこ車に装着可能です。また、E-cat Kit本体は約7kg、ねこ車に付けても約17kgと、既製の電動製品の約1/3の軽さ。小回りもきき、坂道もスイスイ上れます。

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