TEPIA 一般財団法人 高度技術社会推進協会

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TEPIA 先端技術館



テクノロジースタジオ

未来の世界を体感する


現在の先端技術がちょっと先の未来の「くらし」や「社会」にどのような製品やサービスとなって入り込むかを体験できます。

株式会社MJI
Tapia

丸いボディーには、カメラ、スピーカー、マイク、タッチパネルモニターを搭載。会話に必要な音声認識、音声合成、顔認識機能のほか、クラウド上の応答システムで日常会話を楽しめます。会話に応答して感情を目の表情などで表現するシステム、会話に応じて好感度が変化するシステムにより、使うほどに学習・進化し、仲良くなることができます。電話、天気予報、スケジュール管理、ニュース読み上げなどの生活サポートのほか、離れた場所にいる家族とビデオ通話したり、外出先から室内を見守ることもできます。

有限会社海馬
遠隔操作ロボット”caiba”

操縦者はヘッドマウントディスプレイを装着し、コックピットからロボットを操縦します。ロボットとコックピットはインターネットを介し、認証サーバーを経由した後、P2Pで接続します。ロボットは操縦者の頭や腕の動きをトレースし、ジョイスティックの操作により移動でき、内蔵されたカメラ・マイクからは現地の映像や音声が操縦者に送られ、会話とジェスチャーによるコミュニケーションがリアルタイムで可能となります。

パイオニア株式会社/株式会社資生堂
メーク用有機EL照明

有機物に電気を流して発光させる有機EL照明は、点ではなく面で発光するので、反射が少なく目に優しい光を作ることができます。さらに、パイオニアの有機EL照明は独自のRGBストライプ構造で、RGBの発光度合いを個々に調整することにより、白色光はもちろん様々な色の光やシーンの再現が可能となっています。
また、従来の照明器具に比べてエネルギー効率がよく、CO2排出量が抑えられるほか、水銀のような有害物質を含まない、発熱が少ない等、環境配慮の観点からも次世代の照明として期待されています。

株式会社富士通研究所
顔画像脈拍計測技術

スマートフォンやタブレット、パソコンなどの内蔵カメラやWebカメラで撮影した顔の画像から脈拍を自動計測する技術です。
血液に含まれるヘモグロビンは緑色の光を吸収するという特徴があります。脈拍によって変化する血流により、顔の緑色の明るさは微妙に変化します。この、人の目ではわからないほどの微妙な顔表面の明るさの変化を捉えて脈拍を検出するのです。これにより、パソコンで作業をしているときなど無意識のうちに脈拍を計測し、頑張らなくても自然に健康管理が可能になります。

日本電信電話株式会社
変幻灯

既存のプロジェクションマッピングが静止物の表面に動画を映写する技術であるのに対し、変幻灯は、静止物に動きのパターンだけをモノクロで投影することで、静止物そのものが動いているように見せる技術です。人の脳は対象の色・形・動きを別々に分析し、後からで統合することで物が動くようすを知覚します。変幻灯で投影するのは動きの情報のみのため、静止画の色や形は動きませんが、脳にはこれらの情報同士に不整合があっても、それを補正しようとする働きがあります。この現象を利用して、人の目にはまるで対象が動いているかのように錯覚させることができます。

神奈川工科大学 白井暁彦研究室
ExPixel

この大型テレビはステレオ3D立体表示に対応した東芝ライフスタイルの「REGZA65Z8X」という製品で、全く改造等は施されていません。この製品にはステレオ3D立体テレビのために、超高精細の円偏光フィルターが貼られており、立体視の時に必要となる右目と左目の映像の代わりに、裸眼で見える映像と偏光メガネ装着時だけに見える映像の2つを表示しています。普通に2つの映像を表示しただけでは裸眼で見える映像は2重像になってしまいますが、ExPixel FPGA技術によって、裸眼で見える映像は2つの映像の融合によってのみ表示されるようになっています。この技術は将来的にはテレビのリモコンの1つのボタンとして実装される日が来るでしょう。リビングルーム以外にもゲームや多言語表示にも使用できます。現在はゲーム開発者のためのツールや、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリによるPowerPointプレゼンテーションを変換するソフトウェアが開発されています。

株式会社LIFULL
GRID VRICK

おもちゃのブロックで家の間取りを配置して、接続されたコンピューターに読み取らせると、ディスプレー上に立体映像でイメージ図が表示されます。ブロックは壁や扉といった種類別に色分けされ、配置された位置やブロックの大きさに応じて、家のリアルな立体映像が表示されます。ブロックを組み替えることで簡単に配置を変更することができます。
また、パソコン上で操作することで壁紙などの内装も自由に選べ、データを保存してあとで比較することもできます。ヘッドマウントディスプレーを装着することで、家の中を歩く疑似体験も可能です。

パナソニック株式会社
ネットワーク型家庭用植物工場

家庭用植物工場は家庭に導入されることを目的に、部屋の中や家具の中に溶け込むデザインで作られています。最大の特徴はネットワーク化することでより高付加価値な植物工場のあり方を考えたことです。内部にはカメラがついており、WEBサイトを通じて明るさや温度、養分、CO2などの栽培条件を専門家に質問することができます。遠隔でも栽培状況を確認することができるため、栽培状況に応じて、適切に対処することができます。また、WEBサイトを通じて収穫野菜の交換や、料理のレシピを共有するなど地域コミュニティの活性化への効果も検証されています。

THK株式会社
免震装置

建物への地震対策技術には、耐震、制震、免震といった技術があります。このうちもっとも効果的に揺れを制御できる免震とは、建物の下に地盤と切り離すための装置を入れて、地震の揺れが建物に直接伝わらないようにする方法です。THKの免震装置は、建物を支え、揺れを受け流すことのできる「LMガイド」や、地震の速度に応じて揺れを小さくするダンパーを組み合わせることで、地震の揺れを小さくすることが可能です。

グローリー株式会社
顔認証システム

顔認証システムは、監視カメラのデジタル画像から、人を自動的に識別し、ライブ画像内の顔と思われる部分を抜き出し、顔面画像データベースと比較することで識別する技術です。マンションなどの入口でカメラに映った顔を自動で検出・照合し、扉を自動で開錠するといった入退室を管理することや、大勢の人が行き交う大規模商業施設や駅などで道行く人の顔を自動的に検出し、特定の人を探し出すといったことができます。
また、デジタル画像から性別・年齢を推定することもできることから、性別や年齢の違いによる商品嗜好などの顧客情報を収集、分析することで、性別や年齢に合わせたおすすめの商品情報を自動的に提供するといったサービスを提供することもできます。

東京大学大学院 廣瀬 通孝・谷川 智洋研究室
Sharelog 3D

Sharelog 3Dは、交通系ICカードのデータを使って楽しむことができるパブリックアート(美術館などの限られた空間ではなく、公共の空間に設置される芸術作品)として開発されたものです。交通系ICカードには、持ち主が過去に電車でどの駅からどの駅まで移動したかという記録が最大20件残っています。そのデータを専用のカードリーダーで読み取ると、利用した駅の緯度経度データベースと照合して、その人が移動した履歴が光の軌跡となって都市模型を合成した3D地図の上にマッピングされ、目の前に映像アートとして映し出されます。自分の軌跡を、俯瞰して眺める体験を楽しめる、鑑賞者が参加するパブリックアート作品です。

神奈川工科大学 白井暁彦研究室/株式会社プログマインド
Manga Generator PRO

「Manga Generator 瞬刊少年マルマル」は、カメラと連動して人の動きを読み取るモーションキャプチャーを使い、マンガの中に入り込んで自分だけの物語を進めていくことができます。人の位置に合わせて吹き出しや効果音の位置を調節し、違和感なくコマの中に入り込めるようなシステムになっています。両ひじ、両脇、背中の位置関係から感情を読み取り、それに合った背景を表示したり、でき上がったマンガを評価するなど、「おもしろさ」をコンピュータで理解しています。

株式会社チャレナジー
台風発電

「垂直軸型マグナス風力発電機」は、従来の風力発電機とは異なり、プロペラのかわりに円筒がついており、風の中で円筒を自転させたときに発生する「マグナス力」を利用することで発電します。マグナス力は円筒の自転数により制御が可能なため、強風でも暴走することなく稼働できます。また、垂直軸型にすることで、風向きの影響も受けません。これにより、台風のように暴風で風向きが激しく変わるときでも安定的に発電できます。さらに、従来の風力発電機より静かでバードストライクも起こりにくいというメリットもあります。台風一つのエネルギーは、日本で1年間に使われる電力量の50倍に相当するとも言われています※。台風を災害からエネルギー源へと変えるこの技術は、台風の多いアジアの国々からも大きな期待が寄せられています。
※国土交通省 中部地方整備局「天変地異のエネルギー(試算値)」

RT.ワークス株式会社
ロボットアシストウォーカーRT.2

ハンドルには使用者が手をかけているかどうかを感知するためのセンサー、本体には使用者の動きに加えて道の傾斜、状態などの使用環境を感知するためのセンサーが取り付けられています。これらのセンサーで感知した情報をもとに、モーターを動かしリアルタイムで進む方向へのアシストとブレーキを自動的に切り替えながら、歩行を助けます。上り坂ではパワーアシストで推進力を加え、下り坂ではブレーキを適度に利かせ減速、また手を離したときには自動的に停止するなど、臨機応変に歩行をサポートします。おしゃべり機能もついており、「急斜面です。注意してください」などと声でもアシスト、終了時には歩行距離、さらには「お疲れ様でした」とサポートしてくれます。

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